5月29日
ネットカフェの天井に張り巡らされた灰色のパイプを見ながらのセックス、名前も知らないアニメキャラの制服を着てさせられたセックス、もうそういうものでしか高揚できない。一貫してわたしはお人形であること。性の部分がおかしくなっちゃった。
いづみさんのおばあさまがマンションを持っていて、そこに入っているひとが退去したら、代わりに二人で住んでいいと言われる。いつになるかわからないけれど、いづみさんと暮らせるなんて!夢みたいだ。でも今の生活が終わってしまうのがとてもこわい。恵まれた三人生活(これはわたしのわがままで始まったものだ)はなにかひとつでも欠けたら壊れてしまうだろう。それにしても二人はいやじゃないのだろうか。わたしだけ幸福でだれにもうまく説明できない生活。これからどうしたらいいのかぜんぜんわからない。死ぬしかない気がしてきた。かの有名な『炉心融解』の"僕のいない朝は 今よりずっと素晴らしくて 全ての歯車が噛み合った きっとそんな世界だ"という歌詞。
そのあと洗濯を干した。