mirayume

さら、恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいた。 あなたは身ごもって女の子を産むが、その子をアリスと名付けなさい。

06.06

ひさびさに日記をつけることにした。なのに日記に書けないことばかりだ。書けることだけ書く。

高校生のときに書いていた日記を読む。具合が悪くなったらいつも読み返している。結局今のわたしを一番わかってくれるのは過去のわたしで、過去のわたしを一番わかってあげられるのは今のわたしなのだ。(わかって「あげられる」なんて言うと、あのこは途端に背を向けて走っていきそうだけど)
 
"冷蔵庫に張ってある学校配付のプリント 昨日は過ぎました 明日はまだ来ていません 私たちの前にあるのは今日だけです さあ はじめましょう ほんとうにほんとうにそうなのか 三つは繋がっているのではないのか 呆然と立ちすくむわたしは手首を見てまた痩せたねと言われます" (2009.08.18「泣いたあとちせはとってもかわいいな」)
 
服薬をする。行政書士の勉強をする。家事をする。これくらいしかやれることがないけれど、来週からは銀座で働くらしい。こわい。髪を切らなくてはならない。暗い場所でこんなにも長い黒髪は嫌がられるだろうから。からっぽのわたしはなにをすればよいのだろう。そういえばナナヲアカリの曲には「からっぽ」という単語がたくさん出てくる。今日は行政事件訴訟法の問題を解いて、彼氏が帰ってきたからいっしょに成城石井の黒糖ゼリーを食べて、シチューを作って、食べた。それにしても日記を書くのはこわい。こわい。